美肌のためには毛穴のメイク汚れもちゃんと落とす。
これはもはや常識ですよね。
でも、メイクを落とすクレンジング商品はどれがいいのか、迷った経験があるのはわたしだけではないはずです。
- ネットで人気のおすすめ商品を試したけれど、使い心地がイマイチ……
- オイルタイプとクリームタイプ、結局どっちがいいの？
- 毛穴が詰まって肌トラブルが発生しちゃった！
こんな声、けっこう多いんですよね。
でも、クレンジングの悩みとはそろそろサヨナラしませんか？今回は美肌を目指す全ての人に、クレンジング商品の選び方や使い方をお話します！
美肌にはクレンジングが1番大事！その理由とは？
わたしたちを美しくサポートしてくれるファンデーションやチーク、マスカラなどのメイク。夕方になってもメイクが崩れないのはなぜでしょう？
理由は簡単。メイク成分は人工的に作られているからです。
ホコリのような自然と付着する汚れは水でスルッと落ちますよね。でも、メイクはそう簡単には落ちません。
ササッと簡単な洗顔で済ませてしまうと、毛穴に残ったメイク汚れが肌トラブルを起こしてしまうこともあるんです。
刺激が強いクレンジングは肌トラブルの原因になる
わたしたち人間の肌はすごく繊細です。バリア機能を持つ角質層は、なんとラップぐらいの薄さしかないんですよ。
メイクはしっかり落とさなければいけませんが、ゴシゴシ洗うと肌を傷つける原因になってしまいます。
もし肌が痒かったり赤みがあったりする人は、クレンジングで肌を傷めているかもしれませんね。
肌に汚れが残っていると肌トラブルの原因になる
「仕事で疲れて帰宅。メイクを落とすのもめんどくさーい！」
そう思うこと、けっこうありますよね。わたしも、メイクを落とし忘れてぐっすり……朝になって慌てて洗顔！そんなことが何度かあります。こんなときの肌は、クレンジング商品を使っても何だかスッキリしないんですよね。
メイクが残ったままの肌は不衛生な状態。皮脂や汗、ホコリなどの汚れがメイクと混ざり、雑菌が繁殖しやすい環境になっているんです！
その結果、吹き出物や肌荒れが起こりやすくなるんですね。
さらに、毛穴の詰まりや肌のくすみ、シミの発生にもつながってしまい、肌のターンオーバーが正常に行われない……なんてことにもなってしまいます。
メイクが残ったままの肌は美肌の敵！疲れて帰宅しても、必ずメイクを落としてから休むようにしましょう！
クレンジング不足の肌は美容液が浸透しない
洗顔後に使っているいつもの化粧水や美容液。保湿を助けてくれるこれらのアイテムは、メイクが残った肌には浸透してくれません。
なぜなら、メイク汚れや蓋になってしまっているから！油分や汚れが残っている肌に美容液を乗せても、肌の奥まで届かないんです。
「保湿や美白のためにと頑張ってスキンケアしているのに、美容液の良さが実感できない」
こんなときは、ちゃんとメイクが落とせていない可能性が考えられますね。
美容液の効果を活かすには、クレンジングは必要不可欠といえます。
こんなにある！クレンジングの種類
クレンジングと一言で言っても、さまざまなタイプがありますよね。オイルタイプにクリームタイプ、シートタイプと、とにかく種類が豊富！
でも、どれも同じと思ったら大間違い。クレンジングの種類によって、成分も洗浄力も差があるんですよ。
それでは各種類を紹介していきます。
外出中にパッとひと拭き！シートタイプ
携帯に便利なシートタイプのクレンジング。専用シートにクレンジング剤が染み込ませてあり、どこででも使えるのが魅力的！
洗い流す必要がないので手軽にクレンジングができ、メイク直しの時に使っている人も多いです。
でもシートクレンジングは、肌を傷つけることがあるんですよ。
主な原因は次の2つ。
シートによる摩擦
界面活性剤含有量が多い
メイクを落とそうとして肌を強くこすってしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。
さらにシートクレンジングは、ほかのタイプと比べて界面活性剤の含有量が多いんです。洗浄力が高い分、肌への刺激が強いのがちょっと難点ですね。
だからこそ、使うときは撫でるように優しく拭き取るのがコツ！
毎日の使用は避けて、外出時や緊急時の使用がおすすめです。
ウォータープルーフタイプのメイクもスルッと！オイルクレンジング
メイク落ちがバツグンのオイルタイプ。
濡れた手でも使えるので、お風呂で洗顔するときにも便利です。
ガッツリと濃いメイクをしていたり、落ちにくいウォータープルーフタイプのメイクをしたときに大活躍しますよ。
でも、スッキリと落とせる分、界面活性剤も多く含まれているので肌への刺激を感じる人もいます。
クレンジング後に、肌が突っ張る感じがすることも。
乾燥肌や敏感肌の人は使用を控えたり、メイク内容によって使い分けるのがおすすめですね。
保湿力重視！クリームクレンジング
クレンジング力よりも保湿力に比重を置いているのがクリームタイプ。
乾燥肌の人や、クレンジング後の肌の突っ張り感が気になる人におすすめです。
肌への刺激を抑えたいなら、クリームタイプの中でもさらに洗い流しやすいライトなタイプを選ぶのがポイントです！
クリームよりも保湿力が高い！ミルククレンジング
クリームクレンジングよりもさらに水分を含んでいるのがミルクタイプのクレンジング。
メイクにスッとなじみ、洗い上がりはさっぱりします。
洗浄力はクリームタイプと同等なので、軽いメイクのときにおすすめですね。
肌への刺激が少ない！泡クレンジング
泡で肌を包み込んでくれるクレンジング。
肌への刺激が少ないので、敏感肌の人でも安心して使えるのが嬉しい！
クレンジング後に洗顔している人も多いと思いますが、W洗顔って肌に刺激を与えますよね。
でも泡タイプの中でも「2in1」タイプを使えば、クレンジングも洗顔も一緒にできて肌への摩擦を減らせます。
外出中にパッと拭き取る！水＆リキッドクレンジング
シートタイプの水＆リキッドクレンジング。
肌に優しいと思って使っている人も多いのですが、実は肌への負担はかなり大きいです。
というのも、通常のシートタイプと同じように肌をこすってしまうのが原因。
摩擦に気を付けないと、肌トラブルを起こしてしまいます。
毎日ではなく、外出時やどうしても丁寧にクレンジングできないときに使うようにしましょう。
肌に優しく保湿もバッチリ！バームクレンジング
知っていますか？
最近密かなブームとなっているバームクレンジング。
界面活性剤含有量が少ない上に、保湿力が高い。乾燥肌や敏感肌の人におすすめのクレンジングなんです。
でも、洗い流しに時間がかかったり、専用クロスを使って落とす商品もあるので、肌をゴシゴシこすらないようにするのがポイント。
優しく落とす、を意識しましょう！
「水タイプ」「オイルタイプ」の2種類があるジェルクレンジング
スルスルとなじみやすいジェル状クレンジングには「水系」「油系」の2種類があります。
「水系」……洗浄力が弱い
「油系」……洗浄力が強い
違いは洗浄力の高さだけなので、好みで選んでOK！
ジェルには厚みがあるので、ゴシゴシ洗いをしてしまう心配もありません。
敏感肌の人でも安心して使えますよ。
ポイントメイクリムーバーも併用しよう！
「アイメイクがちゃんと落ちていない！」
メイクを全て同じクレンジング剤で落としている方は、要注意です！
簡単に落ちないようにできている化粧品は、そう簡単には落ちません。
特に、ウォータープルーフは専用のリムーバーが必要です。
もしアイメイクや口紅が落としきれないと、色素沈着や肌荒れを起こしてしまう原因にもなってしまいます。
落ちづらいポイントメイクを落とすときは、ポイントメイクリムーバーを使ってみましょう。
ただし界面活性剤含有量が多いので、注意が必要！
お肌が弱い方は、頻繁に使うのは避けたいところ。
自分にピッタリなクレンジグの選び方
それではクレンジングの選び方を紹介していきます。
「今使っているクレンジング剤でメイクがしっかり落ちない」
「どれを使ったらいいのかわからない」
そんな人はぜひ参考にしてみてくださいね。
石けんで落とせるものはクレンジングを使用しない
最近は、石けんで落とせるコスメが増えてきました。
洗浄力の強いクレンジングや洗顔フォームを使わなくてもいいのはありがたいですよね。
しかも日常的に使うような固形石けんでOKなので、肌だけではなく財布にも優しい！
石けんでメイクを落とすときのポイントは、泡立てネットでモコモコの泡を作ること。ふんわり泡でこすらず洗いましょう。
なるべくコスメと同じメーカーのものを選ぶ
肌トラブルを抑えたいなら、使用しているコスメと同じメーカーのクレンジング商品を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、自社商品との相性を考えて作られているから。
わたしは、ファンデーションもクレンジングも同じメーカーの商品を使っているのですが、以前と比べて肌トラブルが激減したのを実感しています。
ベースメイクに合ったクレンジングを選ぶ
ベースメイクが油性の商品を使っている場合やウォータープルーフタイプのような落ちにくい商品を使っている場合は、オイルやリキッドタイプのクレンジング剤を使うようにしましょう。
洗浄力が弱いタイプのクレンジングは油性のファンデーションになじみにくく、メイク汚れが残ってしまうことも。
その結果、肌トラブルが起きる可能性が高くなってしまうんです。
クレンジング力はメーカーによって異なることもありますが、一般的には以下の順で洗浄力が弱くなります。
オイル＞リキッド＞ジェル＞クリーム＞ミルク
どのクレンジングがいいか迷う場合は、ベースメイクと同じブランドのクレンジング商品を使うといいですよ。
マツエクをしている時はクレンジングの種類に注意！
まつげのエクステをしている人は、クレンジングに要注意！
実はマツエクはクレンジングに弱く、マツエクの接着剤が取れてしまうことがあるんです。
マツエク中は、オイルタイプ、クリームタイプ、ジェルタイプはNG！
シートタイプのクレンジングも、繊維がエクステに引っかかってしまうことがあるので控えましょう。
オイルフリータイプの水性リキッドならマツエク中でも使えます。
マツエクに行ったときに、サロンのスタッフに相談してみるのもおすすめですよ。
ひとつの商品にこだわらず複数商品を使い分ける
肌の状態はその日の疲れ具合や生活習慣、ストレス度などによっても変わってきますよね。
特に女性は生理周期や妊娠によっても肌の状態は変わってしまいます。
ずっと同じコスメを使っていても、肌の状態は日々変わるもの。
メイクの濃さやアレンジも、そのときの気分や肌の状態で変わってきますよね。
ケースバイケースで適切なクレンジングを選ぶことが、美肌作りの大切なポイントにもなります。
クレンジングの正しい使い方
美肌のためにはクレンジングでメイクをしっかり落とすことが大事。
そうは言っても、正しいクレンジングを行わないと肌にダメージを与えてしまいます。
もしかしたら、あなたも無意識のうちに肌をいじめているかも？
正しいクレンジング方法を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
W洗顔は肌の状態を考えて行う
クレンジングでメイクを落とした後に、皮脂や汗、ホコリを洗い流すために行うW洗顔。サッパリするけれど、デメリットもあるんです。
W洗顔によって肌に残ったクレンジング剤やメイクをきちんと落とすことができますが、2回洗顔することによって肌に負担をかけてしまうんです。
そのため肌が乾燥したり、敏感肌の人は肌が赤くなったり荒れたりというトラブルが起きてしまうことも……。
W洗顔は肌の状態を見ながら行うのがポイントです。
特に乾燥肌や敏感肌の人は、W洗顔不要のクレンジング剤を使うことによって、肌への余計な負担を減らすことができます。
クレンジングは短時間で済ませよう
メイクをしっかりと落としたいから、と念入りにクレンジングをしているあなたは要注意！
クレンジングは、時間をかけると肌に刺激やダメージを与えてしまいます。
かと言って、時間が短すぎるとメイク汚れが落とせず肌トラブルの原因に……。
一般的にクレンジングの時間は、オイルは1分以内、ミルクは1分半と言われています。
でも感覚で測るのは難しいので、タイマーを使用してクレンジングの時間を意識してみるのがおすすめです。
最初は皮脂の多いTゾーンから
クレンジングや洗顔のとき、どの場所から洗っていますか？
実は、洗う順番ってすごく大事なんです。
順番を意識することで、肌への摩擦を減らすことができますよ。
まずは皮脂量の多い場所、たとえばTゾーンからなじませ、頬、アゴとメイクの乗っている範囲が広い順になじませていきます。
皮脂の少ない部分をなじませている間に、皮脂の多い部分のメイクや余計な皮脂が浮いてきます。
ゴシゴシこすらなくてもメイクを落とすことができますよ。
オイルタイプは水と合わせて使おう！
オイルタイプを使用していると、無意識のうちにメイクとなじませようとして顔を強めにこすったりしていませんか？
オイルとメイクのなじみが気になる場合は、少量の水をオイルに混ぜて乳化させるのがおすすめ！
メイクになじみやすくなるだけでなく、洗い流しやすくなるというメリットもあるんですよ。
クレンジング後のケアもしっかりと！
クレンジング後は、皮脂が落ちて保湿力がダウン中。
肌のバリア機能も低下しています。
肌を守ってくれるために必要な皮脂は、時間が経てば元通りになります。でも回復するまで肌は砂漠状態。
保湿クリームや美容液などで潤いなどを補ってケアすることが大事です。
クレンジング後はしっかりとスキンケアし、肌をいたわってあげましょう！
まとめ
美肌のためにクレンジングが大事という理由、おわかりいただけたでしょうか？
クレンジングの種類がたくさんあることに驚いた人もいるでしょう。
肌トラブルを避けるためには、自分の肌質や普段使っているメイクにあったタイプのクレンジングを選ぶことが重要です。
その上で、正しいクレンジング方法を実践しましょう。
美肌のためには、その日の肌の調子やメイクの濃さ、使用しているアイテムによってクレンジングの種類を使い分けることも大切です。
もちろん、その後のスキンケアもお忘れなく！
美肌作りはまずクレンジングから。肌トラブルを回避して憧れの美肌を目指しちゃいましょう！
