一人でゆっくりとした時間を楽しむことのできるバスタイム。
心身ともにリラックスできるお風呂ですが、あなたはどれくらいお風呂の知識を持ってますか?
さまざまな入浴方法が広まっていますが、その中にはリラックスするどころか、逆に体によくない影響が出るものもあるんです‥。
そこで今回は、嬉しいお風呂の癒し効果や間違った入浴法から、もっともっとリラックス効果を高める方法もこっそり教えちゃいます♪
Contents
お風呂の癒やし(リラックス)効果4つ!
入浴で得ることのできる癒し(リラックス)効果には、精神的なもの以外に肉体的な効果も期待できるんです。
お風呂の効果をきちんと知って、疲れやストレス対策を行いましょう!
お風呂の癒し効果
血行が良くなるのでリンパの流れがよくなり、冷えや肩こり、腰痛、むくみといった症状が軽減!
体内に蓄積された老廃物・疲労物質が排出され疲労回復!
お湯の水圧効果でマッサージ効果!
リラックス状態になることで、ホルモンが分泌されるのでストレスが緩和!
このようにお風呂は体の汚れを落とすだけでなく、精神的・肉体的な癒し効果が期待できるんですよ♡
癒やし効果をもっと高める入浴法
入浴ってすごく癒される至福の時間ですよね。その癒し効果をさらに高める入浴方法があるのをご存知でしょうか?
これから癒し効果バツグンの入浴方法を紹介します。実践しやすくオススメの方法ばかりですので、気軽に取り入れてみましょう!
バスルームをお気に入りの空間にする
より大きな癒し効果をお風呂で得るために、まずはバスルームを自分のお気に入りの空間にすることから始めてみましょう!
広いお風呂場なら可愛い観葉植物を飾ってみたり、お気に入りのバスグッズを揃えることで居心地のよい空間を作ることができます。
音楽を聴きながら入浴する
ゆったりと一人の時間を過ごせる入浴タイム。クラシック音楽や、自分の好きな曲を聴きながら入ると、さらにリラックス効果を高めることができますよ!
防水タイプのスピーカーや、スマホに防水仕様のケースを装着することで、入浴中でも好きな曲を聴くことができちゃいます。
耐水性のあるスピーカーの中には湯船に浮かべて使用できるタイプもあります。デザインや使用方法などにこだわり、リラックス効果をさらにアップさせましょう!
香りでリラックス効果を高める
ハーブやアロマキャンドルなど、香りにはリラックス効果があります。
でもどんな香りでもよいというわけではなく、やはり自分の好きな香りを選ぶのが一番!
石けんや入浴剤、バスソルト、シャンプーなどは自分好みの香りのものを使うと、好きな香りに包まれて幸せな気持ちに浸れます。
他には、お風呂に浮かべるタイプのアロマキャンドルを使ったり、アロマオイルを数滴湯船に垂らすなどといった方法もオススメです。
ただし、ハーブなどのアロマオイルには、それぞれ独自の効能があるので注意が必要です。妊婦さんは使用できないものや、高血圧の方の使用はNGといったものがあるので、事前に香りの特徴や効能を調べておきましょう。
お風呂で大きな声を出す・歌う
ストレスがたまりすぎると、大きな声で叫びたくなりませんか?
でも部屋や外でいきなり大声で叫んだら、周辺にいる人達に「おかしくなったのか?」って思われちゃいますよね。
そんなときは入浴中に、お湯の中に顔をつけて叫びましょう!
水の中では音は振動で伝わるので、外に叫び声が響くことがありません。
また入浴中に歌を歌うのもストレス発散に効果があるんですよ。
過去に第一興商とNTTコミュニケーションズが行った調査で、カラオケで熱唱するとストレスが軽減されることが証明されました。
カラオケが苦手な人でも、好きな音楽を聴きながら一人でゆっくりできるお風呂場で歌ってみてはいかがでしょか?
照明を落として入浴する
入浴中にバスルームを暗くしてでキャンドルを使うと、よりリラックスしやすくなります。
この時バスタブキャディーを設置してキャンドルの灯を楽しんだり、ドリンクを置いてゆったりすることもできるんです。
さらにバブルバスにすることで、ちょっとリッチなリゾート気分を楽しむのもオススメです。
マッサージをする
湯船にゆっくり浸かってリラックスすると、血流がよくなってリンパ液や血液の流れが活発になります。
このときに簡単なマッサージを行うと、より高いリラックス効果を得やすくなるんですよ。
ボディソルトなどを手に取ってマッサージを行えば、さらに効果アップ!
効果的なお風呂でのマッサージ方法
・ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎ部分は、足首から膝に向かって両手でゆっくりとふくらはぎをねじりましょう。
・太もものマッサージ
ふくらはぎと同じように、両手で膝から上の方へ、太ももの付け根まで絞っていきます。
・腕のマッサージ
反対側の手で手首から上へ、ねじりながら腕の付け根までマッサージしましょう。
・第二の心臓の足裏も効果あり!
足裏にはたくさんのツボがあります。自律神経を刺激してストレス解消につながるツボもあるんです!
・湧泉
このツボは、足の人差し指と中指の間の足裏部分にあるツボで、指を内側に曲げたときに凹むのでわかりやすいです。
ストレス緩和だけでなく、疲労回復・体の不調改善といった効果も期待できると言われています。
・失眠
このツボはかかとの真ん中の少し上の部分にあるツボで、不眠に効果があるといわれています。強めに押すのがポイントです。
正しい入浴時間やお湯の温度は?
リラックス効果を得るための入浴はお湯の温度は38~40℃と、ややぬるめのお湯にすることがポイントです。
この温度が、ストレス解消に役立つ副交感神経の働きを高めてくれます。
入浴時間は10~20分を目安にし、就寝1~2時間くらい前に入浴すると寝つきもよくなりますよ!
熱すぎるお湯がNGな理由
熱すぎるお風呂は急激に肌の表面の温度を上げますが、身体の芯まで温まりにくく湯冷めしやすいんです。
さらに42℃以上の熱いお風呂は副交感神経を刺激し、興奮状態になってしまうんです。
その結果血圧が急激に上がって脈が速くなるだけでなく、筋肉が硬直して緊張状態になり癒しとは逆効果になってしまいます。
身体の疲れを取り、リラックスしたいのであれば、40℃以下のお湯に浸かりましょう。
そもそもなぜお風呂に入ると疲れが取れるの?
シャワーはさっと体の汚れを落とすだけですが、お風呂では程よい温度のお湯にゆっくりと浸かることでリラックスできます。では癒し効果やダイエット効果が期待できたりするのはなぜなのでしょうか?
それはに「温熱」「水圧」「浮力」の3つの作用が関わっています。
お風呂の温熱作用とは
「温熱作用」はお湯に浸かることで体を温める効果のこと。
入浴して体が温まってくると、必然的に体温も上がりますよね。
そして体温が上がれば、体内の血行がよくなり皮膚にある毛細血管も広がっていくので、新陳代謝がよくなるんです。
その結果、体の中に蓄積された老廃物や、疲労の原因となる物質が汗などと一緒に体の外に排出されるため、疲れや肩こりなどが解消されるんですよ!
水圧はなぜ体に良いの?
よく海や湖など深さが深くなるほど「水圧が高くなる」っていわれていますが、実は水圧はお風呂に入ったときにも身体にかかっています。
一般的にお風呂で首までお湯に浸かった場合、身体にかかる水圧は約1トンにもなるそうです!
身体の外側からかかる圧力ですが、血管や筋肉などにも水圧による負荷がかかることで、手足の指先や体の一部に溜まっていた血液が全身に押し戻されていきます。
その結果、心臓の動きが活発になっていき、リンパ液や血液の流れがよくなっていくんです。
さらに水圧がお腹にかかることで、お腹と肺の間にある横隔膜が押し上げられます。すると肺の中にある空気が少なくなってしまい、必要な空気を確保しようと肺呼吸が活発に行われます。
浮力と疲れの関係って?
海やプールに入ると体が自然と浮きますよね。
実はお風呂のお湯でも浮力が働き、水中では普段の10分の1の重さになるんですよ!
身体の重さが普段よりも軽くなることで、骨や関節といった身体を支えている部分を休ませる事ができ、身体の緊張をほぐすことができるんです。
【注意点】間違った入浴は逆効果!
程よい温度のお風呂は、リラックス効果が高くついつい長湯してしまいがち。
「リラックスできるなら、長時間お湯に浸かっていたほうがいいんじゃない?」って思う人もいるかもしれませんね。
子どものころ長時間プールや海に浸かっていて、ものすごく体力を消耗した覚えはありませんか?
入浴の場合も同じこと。水圧や水温による体力の消耗が意外と激しいんです。
さらに長時間の入浴は心臓や血管に負担をかけるだけではなく、のぼせてしまったり、血圧が上がりすぎて体調を崩したり寝つきが悪くなるということも。
間違った入浴方法は逆に体調を崩す結果になりかねません。正しい入浴方法をきちんと知って、疲れた心と体をお風呂で癒しましょう!
【まとめ】入浴がもたらす癒やし効果が凄かった
忙しくてついシャワーで終わらせている人も多い現代。「夏はお風呂に浸かると汗が止まらないからシャワーだけ」という人も多いでしょう。
しかしシャワーだけでは疲れやストレスを解消することはできません。
きちんと体を温めてリラックスできなければ疲れやストレスは溜まる一方。しっかりと解消するためには、ゆっくりとお風呂に入る必要があります。
毎日を元気に過ごすためにも、できれば毎日お風呂に入りたいものです。心身共にリフレッシュして、ストレスや疲れ知らずの体を手に入れましょう!